介護職へ転職をした人が失敗してしまう事例には、次のようなものがあります。

まず原因として挙げられる事例は、「人間関係で悩んでしまった」というものです。
職場の人間関係は、実際に働かないと分かりにくいものです。
介護職には女性職員が多いため、職場によっては女性ならではの争いが起きてしまったり、男性職員が肩身の狭い思いをすることもあるようです。

また、「想像していたような仕事ではなかった」という事例もあります。
介護職は病院や施設や事業所などさまざまな職場で活躍しており、それぞれ行う業務には少し違いがあることが原因として挙げられます。
そのことを知らずにいると、思い描いていた仕事とのギャップを感じることもあるでしょう。

他に、「雇用内容や労働環境が悪い」という事例では、求人の募集要項と実際の雇用内容が異なっていて、給与や夜勤・休日の日数が聞いていたものと違っていたり、休みが取れなかったり、残業が多すぎたりなどする場合があります。
職場への不信感につながり、退職することになってしまうのです。

「体を壊してしまった」「精神的に辛い」という事例では、立ち仕事も多く体への負担が大きいためどこかを痛めてしまっても、人手不足でなかなか休めなかったり、思うように利用者や職員とコミュニケーションが取れず、ストレスを1人で抱え込んでしまうことが原因になっています。

「給与が低い」という事例も、働くモチベーションに繋がるため大きな原因となります。
資格取得によって給与がアップしたり、夜勤手当や残業手当がつく職場であれば、目標を持って働けますが、そうでないとモチベーションを保てず、続けることが難しくなります。